2012年7月16日月曜日

弁護士という仕事

石を投げれば弁護士に当たる国、
アメリカ。その理由は弁護だけでは
契約書作成。

すべてが契約社会のアメリカでは会
社法務部の サラリーマンが契約書を
作ることは出来ない。
なぜなら免許のない人が書いたもの
は裁判では敗訴してしまうからだ。

甲乙丙などという明治の契約スタイル
をそのままテキストと日付変更だけで
別な会社に当てはめる日本式契約な
どありえない。


エンターテインメントロイヤーが日本に
上陸してやっと10年ほど経つが腕利き
ロイヤーの話は聞こえてこない。

甲乙丙がまだ流通している。

弁護士に依頼する理由は1つ。
面倒な文章を全部押しつけて自分の権
利主張だけを言えばいい。
あとは双方の弁護士が面会し数回すり
合わせて合意。

完成したら、シグニチャーサインで終了。

映画契約は脚本時に5CMの厚さに契約
書は上がる。リングファイルに閉じて製作
移行、今度はアバーブザラインのメンバー
との契約になる。

こうやって契約書を一年中つくる仕事が
弁護士。裁判なんかやってるより、高額な
契約書をつくるエージェント業は割のいい
仕事だ。アカデミー賞なんか取ったあとに
はEメールは世界中から毎日やってきて、
電話は鳴りっぱなしになる。

裁判だって負けそうなら和解で決着。負け
は許されない。負けは仕事を失うからだ。

アウトソーシングの良さは、どんな小さな
会社でも腕のいい専門家を雇えること。
起業の投資家プレゼンもエージェントに
依頼すれば有名な投資家にプレゼン可能。

アメリカンドリームは才能直結のシステム。