2011年8月11日木曜日

海を制する者が最後に笑う

中国の空母がニュースに出た。
2020年までに6隻配備する予定だと言う。

500年前欧州ではシルクロードを通ってインドの胡
椒を買っていた。香辛料としての魅力と肉の腐敗
を防ぐ貴重品だった。
途中バルカン半島のトルコが中継地。東洋と西洋
の交流により栄えたイスタンブールの国。

ヨーロッパの火薬庫と呼ばれるこの地域は宗教が
混在する。ある時トルコが制限を掛けた。
ポルトガル・スペイン(イベリア人)は仕方なく(戦争をせず)
遥かアフリカを南下する喜望峰回りでインドを目指した。

もうひとつ、もし地球が丸いとしたら西回り。大西
洋を西に行く未知のGO WEST!
アメリカ大陸の発見はこうしてトルコの圧力が生ん
だ奇跡だ。

ITがいくら進んでも国民が生きるためには貿易が
必要。材料や製品、食糧や燃料が運ばれる。
その主役は500年経っても海運。
大量に安い運賃で安全に運べるからだ、

海賊のいる箇所を経由する日本運搬ルートを守る
のが海上警備。大事な命の素をやすやすと海賊に
やられるお人好しでは国は守れない。

世界の海を衛星を使い管理しているのがアメリカ。
潜水艦も空母もいつでも出撃可能。200カイリとか
クソくらえで地中海でも日本海でも緊張が高まれば
出撃する。防衛という正義をかざして。

10年では出来ないのが海軍。空軍のようにただハ
イテクでは出来ない。5千人1万人が乗る船の乗員
教育は戦隊を組み負けない闘い、そして莫大な軍
備費用と施設が必要。

中国の空母はその先駆けとしてようやく配備が始ま
った。強い国に本気という意味である。