2011年9月9日金曜日

ジョブズの成功を支えた10原則 後篇

⑥ひたすらシンプルに
ジョブズのデザイン哲学は常にシンプルなモノ。
iPodの試作品開発の際、デザイナーに電源を
始め、すべてのボタンをなくせと命令。
デザイナーが行きついたのがあのスクロールホ
イールだ。

⑦秘密を守れ
アップルでは誰も秘密を漏らさない。
社内は小集団に分けられ、すべてにおいて関係
者以外は極秘とされている。
徹底した秘密主義のおかげで、ジョブズが突然行
う製品発表会には熱狂的なまでの関心が寄せら
れる。ほっとけないメディアはニュースにし、発売日
には長蛇の列が出来る。

⑧チームは小さく
マッキントッシュ開発チームは100人ぴったりで始
まった。101人目が雇われると席を空けるために
誰かがクビとなった。
ジョブズは100人なら名前が覚えられるという自信
があった。



⑨ムチよりアメを
ジョブズが恐れられている半面、そのカリスマ性は
人々にやる気を起こさせる。
最初のマック開発チームが「めちゃくちゃ凄いマシン」
を作る為に、3年に渡って週90時間働き続けたのも、
彼の熱意に動かされたからだ。

⑩試作は極限まで
ハードもソフトも小売店も、ジョブズが取り組むものす
べてが徹底的に試作される。
アップルストアはアップル本社の近くの秘密の倉庫で
建築家とデザイナーが1年がかりで店舗を試作した。
しかしジョブズは気にいらず、全面的やり直しになった。

タッチセンサーは彼のアイディアではなく買収した企業
のものだったが、いまや世界中の基準になっている。
約5万人が一丸となるアップルは、かつてのPANASONIC
やSONYのように、ひとつの国のように機能する。
彼らに学ぶことは多い。