金の卵を産む鶏はどこにいる?
携帯ゲームのグリー・モバゲーが次に狙っている
のがFACEBOOKの無料ゲーム。先行するジンガ
は3月時点でユニークユーザー1億4600万人。
1日のユーザー数6200万人は2位以下30社を集め
た数より多い。
ジンガは上場前にすでに時価総額100億ドル
(約8000億円)と言われる。
無料ゲームの売上の利益はゲーム上でつくられる
<バーチャルグッズ>。166カ国でプレイされ、1秒
間に生まれるグッズ数は38,000個。2010年の売上
は73億ドル(約5840億円)2014年までに2倍になる
と予測される。
ジンガはすでに10億ドル(約800億円)の出資を受
け、さらに2月に4億9000万ドル(約392億円)の増
資を受けた。投資銀行がやっきになって出資する
理由は、やはり異常なる成長率と日々金を生む出
すシステム。そして上場益による高配当。
人気のSNSゲームは、ジャックの植える豆の木だ。
2007年に設立し2年前は2260億ドルの赤字だった会
社が、たった2年でSNSゲームのトップに躍り出て黒
字転換した。彼らはユーザーがやりたいゲームを無
料で提供しただけだ。
フェイスブックエンジニアが設立したStorm8はiPhone
アプリで上位50位内に6ゲームを持つ。
6月に1日100万ドルを売り上げた。1日500万人がア
クティブユーザーとしてプレイしている。
ゲームとして他社との違いは特にない。
1)何が集客するか→毎日やる
2)共有したくなる→相手がいないと成長できない
3)仲間と意見交換したくなる→褒め合う
4)そして達成した暁に次のゲームにシフトしやすい
度合い。
映画をつくるようにユーザーを引きつけるための
仕組みがあらかじめ組みこまれている。
煙草がやめられないのは、中毒性物質が含まれて
いると言われるのと同様、高度なテクニックを施す。
世界中の女性の応援があるゲームは勝ち残り継続
される。そしてシリーズ性は滞在期間を延長する。
たまごっちマーケティングにヒントはありそうだ。