2011年6月26日日曜日

売りたいを買いたいに ②

国会の衆議院480参議院242、全国都道府県47首長
と議員、全国の市町村1,722の首長と議員が毎月どこ
かで最後のお願いをしています。当落選は死活問題。

先日公示まであとひと月という時点で候補者の若者へ
のアプローチについてご相談いただいた時の話。
地方選挙はとにかく使える資金(法定選挙運動費用)
が少なく、ボランティア中心(後援会)の組織。SNSの
組織立ち上げと1カ月常勤数名でと企画書と見積を
見せたら依頼者の目がテンになった。桁が違う。

まさか10万円で出来るとは思っていないでしょうが、選
挙運動は外注するには合わない数字でした。
本人ではなく後援会が出せば済むことですけどね。

アメリカ大統領選挙でも2年前ですから、普通の街では
1年前で早いほうじゃないでしょうか。しかも選挙の寄付
や金銭に関しては世界一厳しい国。

投票してもらいたい。特に若いひとたちに。候補者は声
を涸らして叫びますが、届かせたいのに届かない。

わかりやすく言えば距離を縮める。知らない人に投票はし
ません。知り合いになり友人になり応援者になる。隣の人
になるまで距離を縮めること。そしてここでも<ギブアンド
テイク>

何ギブしてくれるの?がなければテイク(投票)する価値
はない。キーワードは<コミュニティ>。有権者である若
い人たちは同じ趣味やアクションによって繋がっています。
ここに参加して普段から活動支援をする仲間である必要
がある。当たり前ですが草の根運動です。
運動系文化系、候補者の得意なことをまず始めることです。

選挙前一カ月くらいにそんな活動している余裕はないでしょ
う。だから半年以上前にはそういう関係が築けるよう計画
を練る。実際の大きな票田は選挙プランナーが狙うとして
私達はあくまでも投票に行かない人たちの参加率アップ。
あの人応援しようぜ!をつくるためには<あの人>の認知
から始めることです。

見ず知らずのコミュニティに参加することはそうそう簡単で
はありません。この街に骨を埋める仲間と無形な財産を未
来に残す。道路をつくることよりも若者のココロはそこに動
きます。<ダンスウィズウルブズ>