JASRACの調査によるとレコード(記録媒体)売上は
1998年の最高時で6,075億円。ミリオンセラーも28枚。
その時の音楽著作権使用料(作詞作曲者達への分配)
は約985億円。
2009年時のCD売上は2,111億円。ミリオンセラー4枚。
40%売上ダウンしたが、著作権使用料は1,095億円。
微増している。
ソニーのイープラスが好調なようにライブでファンを呼
べるアーティストがチケットとCDを売ることが出来る。
市場規模が30分の1の韓国からアーティストが続々来日
する理由もこのライブ主体の販売が好調だからだ。
音楽市場規模
1位 アメリカ 27%
2位 日本 22%
3位 イギリス 10% ちなみに韓国 1%
source:Recording Industry In Numbers 2009
ではCD販売はどうするのか。
レコード会社の資金で広告宣伝をする旧体制は崩壊
している。マネジメント会社主体でライブでパフォーマン
スを発信し、MYSPACEのようなSNSで情報を横に伝える。
メディア推移1998-2008
・オーディオレコード 396億→205億(半分)
・インタラクティブ配信 8億→約89億(10倍)
・ビデオグラム 約77億→約175億(2.5倍)
正直、ジャックと豆の木の<CD>はもうない。
source:jbpress
デジタルの申し子<アプリ>という考えはある。
実際依頼され、計画した際にその仕組みの面白さは
理解された。しかし権利が面倒、ここをクリアできれ
ばアプリはある。
楽曲はレコード会社、肖像権(写真や映像)は所属事
務所、ライブ映像はイベント会社、と分散する権利を
1つにまとめアーティストという<ショッピングバッグ>を
つくる。その中に彼らのコンテンツをたくさん詰め込める。
スマートフォン市場であまたあるアプリも100ダウンロード
がほとんどだという。どうでもいいものはいらない。欲しい
ものがあればいい。ユーザーのココロを捉えることで音楽
業界が元気になる。アーティストを持ち歩く楽しさ。
AR(augmented realty)を使えばそれが簡単に可能となる。